胃カメラについて
当院では新型オリンパス社内視鏡「GIF-1200N」を使用しております。いわゆる細径経鼻内視鏡です。先端外径5.4mmと、うどんよりも細い極細径でありながら、普通の経口内視鏡スコープと遜色のない画質が得られるスコープです。 (画像提供:オリンパスマーケティング株式会社)
前モデル「GIF-290N」と比較すると、画質は別次元、格段の違いがあります。オリンパス社の本気と自信を感じられる秀逸なスコープです。経鼻内視鏡の歴史は、この「GIF-1200N」登場前と後で分けられると言っても過言ではない、革命的な機種です。
従来機種であれば、細いカメラで楽に検査を受ける場合、画質がやや劣ることをデメリットとしていました。通常の経口スコープで詳細な検査をしてもらう方法を選択する場合、多くの医療施設では静脈麻酔(鎮静剤)を使用し、楽に受けて頂く工夫をするわけです。しかしこの細径スコープ「GIF-1200N」を用いて検査を行えば、多くの患者さんが麻酔なしで楽に受けて頂くことができます。もちろんそのためには検査医の技量も必要なことは言うまでもありません。また、鼻から内視鏡を挿入した場合には舌の根元(舌根)を圧迫せずに挿入できますので、「おえっ(嘔吐反射)」となりにくいメリットや、話をしながら検査を受けることができるメリットがあります。
以上を考慮し、当院では楽に質の高い検査を受けて頂ける、胃カメラ検査をご用意しております。
また、病気の可能性があり精密診断を要する場合や、癌と診断され詳しい進み具合を診断する必要がある場合は、病院などでの拡大内視鏡精密検査が必要ですので、適切な医療施設へご紹介いたします。